成田空港駅の秘密③
東成田駅(旧成田空港駅)に入線した電車に乗ると、やがて地上に出ます。
目の前に、飛行機が!
そして、あっと言う間に終点・芝山千代田駅に到着。
折り返しの切符を買うため改札口へ向かうと、インド人ファミリーと鉄道好きな小学生2人組が並んでいて、駅員と何やらモタモタとしたやり取りをしていました。
芝山鉄道はIC乗車券に対応していないので、京成線からIC乗車券で乗ってくると、どうも精算ができないようです。
ボクは東成田駅から切符で入場したので自動改札で出られるんですが、乗車記念証明書と1,000万人突破記念乗車券が欲しくなってしまい(コレクション趣味はないクセに)、その後ろに並びます。
ただ、10分ぐらいで折り返しの電車が出てしまうので、それまでに改札を出て駅前を写真に収めたくて、かなりイライラしながら待ちました。
初めからICカード対応の自動改札機にするなり、精算の機械を導入するなり、なぜしないんでしょうか?
無論、値が張るからなんでしょうが、この辺りにも芝山鉄道の政治性が表れてますね。
何とか改札を出ると、こんな顔出しパネルが。
日本一短い鉄道なのは知ってましたが、はにわの町だとは(^^;)
駅舎はものすごく立派です!
残念ながら、延伸の可能性は皆無です…。
成田空港建設に対する地元への慰撫策の産物であって、現実的には開通(2002年)の10年ぐらい前には既に無用の長物になっていました。
こういうことを言うのもなんですが、ものすごくタイヘンな思いをして、ものすごく無駄なものを造ってしまった。
1日の平均利用者数は1,500人ぐらいとなっていますが、ほぼ朝夕の空港関係者。
今すぐ無くなっても、困る人がほぼいない路線です。
さて、折り返しの電車に乗って、再び東成田駅へ。
ちなみに、「相互乗り入れ」は車両を持っている会社が線路を持っている会社に相応の代金を支払っているワケですが、通常は上手く相殺されるようにしています。
オリジナル車両を持たない芝山鉄道はどうしているのか?
答えは、京成からリースされた車両を自社車両として京成や都営浅草線内を走らせ、自社線内はほとんど京成の車両を走らせています。
なので、京成線内、都営浅草線内で赤と黄緑の帯の芝山鉄道の車両を見かけたら、相当ラッキーです!
東成田駅の改札には、こんな通路があります。
たまたま誰か歩いて来ましたが、通常はなかなか人は通りません。
空港第2ビルまでは500mと書いてあります。
何かを避けるように、道は下り坂になっています。
残り400m表示の先は、カーブが。
300m表示のはるか先は、登り勾配になっている様子。
あと200m!
100mを切って、ようやく登りだったんですね(^^;)
大昔のポスターがそのままになっていますが、なんか怖い…。
空港第2ビルに到着。
ここまで、誰にも会いませんでした。
東成田駅からは500mなので徒歩7、8分。
裏ワザとして使えるのかな?!
青春18きっぷだったので、ここから成田空港まで行って、折り返しのエアポート成田に乗車。
道中長いので、グリーン車でビールを飲みながら♪
成田空港と鉄道の歴史を踏み締めながら、横浜への帰途に就きました。
成田空港駅の秘密②
旅行は綿密に予定を立てる派(弾丸ツアーであればあるほど)なんですが、今回はボクにしては珍しい「行けば何とかなる」旅でして(^^;)
快速エアポート成田で成田空港駅に着き、東成田駅への通路を探したんですが、見当たりません。
お昼をだいぶ過ぎていたので、とりあえずお腹を満たしつつスマホで検索したら、1つ手前の空港第2ビル駅の方なんですね…。
でも、ターミナル連絡バス(無料)でも行けるようなので、そちらを選択。
東成田駅の停留所で降りる場合のみボタンを押さなければいけないので、普通は誰も降りないのでしょう(^^;)
ちょっと勇気が要りますが、ボクより先にボタンを押した人が!
一緒に降りたのは普通のおばさんで、どこに行くのかと思ったらボクと一緒(^^;)
鉄道ファンにも空港関係者にも見えなかったけど、何者なんだろう…?
案内通りに行くと、ここがどうやら東成田駅への入口のようです。
中には警察官らしき人が1人いて挨拶されましたが、特にセキュリティ・チェックはされませんでした。
その先に、本当の(?)入口がありました。
中に入ってみると…
だだっ広い空間には誰もいません。
写真左のパーティションの中を覗いてみました。
倉庫化しているようですが、ほとんど何もありません。
世界に向けた立派な壁画(?)もありますが、今では外国人の目に触れることはほぼないでしょう。
「只今」どころか、もう四半世紀ぐらい動いてないんじゃないでしょうか。
今後も動くことはなさそうです。
隣の階段から、ちょっと外に出てみました。
かつて空港駅だった名残りで、結構立派な作りになっています。
警察犬云々と書いてあったので、かつてはセキュリティ・チェックの施設だったのでしょうか。
さて、いよいよホームへ降りてみます。
これが現在の駅名です。
1面2線の島式ホームですが、もう1つ薄暗い島式ホームがあります。
暗いので、スマホカメラのズームだとおどろおどろしく見えます(・・;)
ハッキリと「なりたくうこう」とあります。
これが空港駅だった証拠です!
今は使われていませんが、かつての隆盛の名残りですね。
昼間はほとんど人気(ひとけ)がありませんが、朝夕は通勤に使っている人もいるようです。
丁度電車が来たので乗ることにします。
予告も無ければ、駅のアナウンスも全くありません(^^;)
ちなみに、この駅までは京成東成田線(京成成田⇔東成田)で、ここから次の芝山千代田駅(1駅2.2キロ)は第3セクターの芝山鉄道線となります。
芝山千代田駅と、東成田駅から空港への連絡通路に関しては、また次回(^o^)/
成田空港駅の秘密①
青春18きっぷの残り1回を使って、成田空港へ行って来ました。
横浜からは、青春18きっぷの使える横須賀線・総武快速線「快速エアポート成田」で直通ですし、グリーン車もOKなのでグリーン車で(*^^*)
往きからビールを飲みながら♪
成田空港を巡って抗争があったのは周知の事実ですが、その縮図とも言えるのが東成田駅と芝山鉄道なのです!
元々成田空港へのアクセスは、国鉄が成田新幹線を計画しており、一部では建設も始まっていたのですが、沿線住民の反対運動等で思うように進みませんでした。
なので、国鉄の意地悪(?)で成田空港駅予定地への乗り入れが許可されなかった京成電鉄が、独自に空港直下に「成田空港駅」を開業させ、そこからバスでのピストン輸送で空港へのアクセスをまかなっていました。
ところが、その後成田新幹線計画が正式に頓挫し、その用地を流用する形で今の成田空港駅が開業。
京成電鉄の乗り入れも叶って、JRの成田エクスプレスと京成のスカイライナーがしのぎを削る中、元の京成・成田空港駅は東成田駅と改称し、知る人ぞ知る駅になってしまいました。
更に、成田空港建設反対運動の中で「空港によって地域の東西が分断される」との声に国が建設を約束し、第三セクター方式で2002年に成立したのが東成田駅⇔芝山千代田駅のわずか2.2キロの日本一短い鉄道会社、芝山鉄道です。
ボクの地元駅から成田空港まではJRだと往復4,000円弱なので、2,370円/日の青春18きっぷだと1,500円強お得ということになります。
もっとも、横浜⇔成田空港はグリーン料金(片道780円)がかかっているし、東成田⇔芝山千代田は1駅なのに片道200円だし、芝山千代田駅では記念乗車券セット(500円)も購入したので、かえって高くついているのかもしれません(^^;)
以上、ざっと今回の行程を書きなぞってみましたが、次回は具体的な行程を書き記したいと思います。
ほとんどの方には無意味ですが、鉄道ファンとしてはドキドキワクワクの連続ですし、東京に近い所にこんなミステリーがあるのを知っていただけると思います!
マリノスは滅びた…
ついに堤防が決壊しました。
最後の最後まで俊輔の残留を信じていましたが、越えてはならない一線を越えてしまいました。
もはや言葉がありません。
心臓がもがれてしまったのだから、このチームはもうマリノスではない。
マリノスの名を借りた別のチームです。
井原の件、松田の件、そして今回の俊輔…。
仏の顔も三度までと言いますが、特にオールドファンの喪失感は筆舌に尽くし難く、クラブの信頼は二度と回復できないでしょう。
この体制で今シーズン優勝できなかったら、フロントはそれこそ命を差し出して下さい。
優勝したとしても、それは最低限の「ただの結果」であって、ファンの求めるそれとは違います。
「マリノス」が帰ってくるまで、このチームの試合は見に行きません。
シティ・フット何ちゃらは、如何にこのチームに害悪をもたらしたかを早く悟り、早急に撤退せよ!
マリノスのフロントは、今期優勝できなかったら全員切腹!
最早、意味が分かりません(怒)
代表歴こそありませんが、ディフェンスが売りのマリノスの正GKですよ!
しかも、小学生からの叩き上げの!
特に衰えが見られるワケでもなく、経験が物を言うGKとしては逆にこれから円熟期を迎えるのなんて、サッカー界の常識でしょ?!
バカなんですか?!
百歩譲ってファビオは外国人だから仕方ないとして、小林祐三の戦力外と榎本哲也の移籍は許せません(怒)
加えて、兵藤や中町にも移籍のウワサがあったり、要は30代の主力選手全員切りたいというフロントは、目と頭がウンコなんですか?
シティ何ちゃらの意向なんでしょうが、あまりにファンを無視してると、暴動が起きますよ。
俊輔の移籍とかあったら、いくら大人しいハマっ子でも暴れますよ!
移籍させるなら、フツーに切腹して下さい(有り得ない選択だから言っています)。
フロントは恥を知れ!!!
サッカーは単なるビジネスではない!
マリノスは日本一の370万の人口を抱える「横浜」の名を世界に向けて背負っているのを忘れるな!
今期優勝できなかったら全員腹を切る覚悟があるなら、辛うじて許す。
それぐらいの愚行を、今あなた方はしていると知って欲しい。
勝敗以上の差がある…
俊輔の移籍は無いとは思いますが、「オリジナル10」の生き残り2チームの勝敗はあまりに両チームの現状を象徴していました。
Jナンバーワンのタイトル数を誇り、育成重視ながら的確に補強もして、常に強いアントラーズ。
育成も補強も下手でお家騒動を繰り返し、万年中位をさまよいながら、たまにタイトルを獲る我がマリノス。
この差が勝敗に出たような印象です。
母体企業も大きいし、観客動員も毎年五本の指に入っていて、国内では「ビッグクラブ」なのは間違いないんですが、ホントに運営がヘタ(-_-)
それほど衰えが見られない功労者を年齢でアッサリ切ってしまうのと、中途半端な補強で若手の芽を摘んでいるのは、誰が見ても明らか。
ボンバーは順位の分減俸は仕方ないものの、半額はやりすぎだし、バリバリのレギュラーで代表レベルの小林祐三の戦力外も有り得ない。
俊輔なんて、タイトルを獲っての減俸を受け入れたんだから、そこを考慮してジュビロ以上の条件を提示しろ!
ってゆーか、そもそも減俸の時に複数年契約しとけよ!
育成型のクラブにもなれず、レッズやガンバみたいに金で選手を呼び寄せることもせず、とにかく中途半端なのが我がマリノス。
俊輔への対応如何では、来降格も覚悟しなければならないかも…
世界を驚かせたアントラーズ!
レアルの世界一より、アントラーズの善戦の方が世界を驚かせたに違いないでしょう!
世界中のサッカーファンの誰もが、こんな試合は予想し得なかった!
いや、個人的には今大会のアントラーズの成長から「もしかして…」の2-1のアントラーズの勝利を予想しましたが(妻しか知りません^^;)、途中その通りになって「こんな誰も知らない所で神ってどうする」と思いました(^^;)
結果的には万人の予想通りレアルが勝ちましたが、セルヒオ・ラモスへの「疑惑の判定」次第ではどう転ぶか分からない試合でした。
「レフェリーが、レアルから賄賂でも受け取っているんじゃないか」と言われてもおかしくないぐらいの不可解な判定でした。
レアルのお膝元、スペインでも揶揄されているぐらいですから。
解説の岡ちゃん(元・日本代表監督 岡田武史氏)が「大したことないね」と前半に評した通り、クリスティアーノ・ロナウドはミスも多くホントに大したことなかったんですが、決めるべき時に決めるのはさすがでした。
試合を通じてのプレーの質がクロースやモドリッチの方が圧倒的に良かったのは、前の試合(現地で観戦してました)と変わらないんですけどね。
アントラーズで言うと、2得点した柴崎は言うまでもないんですが、DF昌子とGK曽ヶ端の活躍がハンパなかったですね!
マリノスファンなので普段は敵として見てるんですが、アントラーズはホントに素晴らしいチームで、今大会の活躍はホントに羨ましい!
グランパスのJ2落ちで、ついにJ2落ちしたことのない「オリジナル10」はアントラーズと我がマリノスだけになりましたが、タイトル数以上の大きな差がある気がします。
決勝で敗れはしましたが、この大会の4試合のアントラーズの試合内容は非常に良く、日本サッカーの前途に明るい未来を示せたと思います。
アジアも勝ち上がれないのに開催国というだけで出場して、毎回欧州、南米の壁に全く刃が立たずに敗れ去りましたが、今大会のアントラーズは日本サッカーの底力を見せてくれました!
日本人としては誇らしく、マリノスファンとしては羨ましい今大会でした。