ベイスターズは3位なんですよ。
物議を醸すのは目に見えていたので、審判団は文字通り「苦渋の決断」だったと思います。
加えて、この試合だけ見れば妥当な判断だったと思います。
それだけに、やはり15日の試合の判断には問題があったと思います。
その主因は、レギュラーシーズンの試合の進行(続行、中止等)は主催者(ホームチーム)に決定権が有るのに対し、CSのそれはリーグに決定権があることでしょう。
仮にCSでも主催者に決定権があったなら、15日の試合はまず中止でした。
試合開始しても、試合成立までに止(や)めるタイミングもあったし、成立後も同点で止めるタイミングもありました。
誰もが「この状態で試合をやるべきではない」と思う状態で強行した意味は、リーグが「天候で勝敗が決まるのか」という批判を避けただけ。
そこには選手のケガのリスク、ファンの健康状態に対する配慮が全くありません。
ボクがタイガースファンだから言うワケではないですが、仮に全試合雨で流れて2位のチームが勝ち上がっても、それは当然なのではないですか?!
それがルールであり、上位チームのアドバンテージですよ。
それを受けてのこの試合。
前提として、ベイスターズは15日の試合が強行されなければファイナルステージには進出できなかった。
要は、タイガースファンからすると、リーグの余計な忖度のお陰でファイナルステージに進出した。
この試合は、通常の判断でコールドになった。
つまり、リーグの都合で得はしたけど、損はしていないのですよ。
だから、ベイスターズファンがこの判断を批判するのは、タイガースファンに失礼!
まぁ、首位に10ゲーム差を付けられての2位だし、ここ半世紀で短期決戦に勝ったのが85年の日本一と2014年のCSだけという、弱小球団のヒガミですが…。