城とグルメと鉄道と。

日本全国の城、グルメ、鉄道、それに阪神タイガースネタや横浜F・マリノスネタが絡むかもしれません(^m^)

【続日本100名城 菅谷館】

城めぐりの秋到来!(※ 後述)

と言うことで、埼玉県は嵐山町菅谷館(すがややかた)に登城。

嵐山は「あらしやま」ではなく「らんざん」と読みますが、関東でも読める人は少数派です(^^;)

 

菅谷館の最寄り駅は東武東上線武蔵嵐山駅ですが、ボクの住む横浜からは東急東横線副都心線経由で東武東上線と直通運転をしているので、対面乗り換え1回で行けます。

ただ、2時間ほどかかるので結構ハードです。

かえって乗り換えがあった方が、変化があって楽しいかもしれません。

 

 ともあれ、お昼過ぎに武蔵嵐山駅に着き改札を出ると、正面に「杉山城は左、菅谷館は右」という案内があります。

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ちなみに、杉山城はこの翌週に登城しましたが、徒歩で同日に登城するのは時間的にも体力的にもハード過ぎます。

 

菅谷館へはほぼ一本道なので迷うことはないと思いますが、心配な方は観光案内所があるので道を聞くと良いでしょう(徒歩15分)。

名物の「辛モツ焼そば」を食べようとリストアップしていたお店が道中にあったのですが、残念ながらお休みでランチ難民になりかけましたが、お城のそばの国道254号線(嵐山バイパス)に出ると飲食店がいくつかあり、助かりました(^^;)

ボクは「ばんだい」というラーメン屋さんで、味噌ラーメンを食しました。

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結構美味しかったのですが、テーブルの上の占い機が懐かしかったのと、キッチンペーパーの存在感に驚きました(・・;)

駅周辺には飲食店が乏しいので、少し注意が必要です。

 

まずは「埼玉県立嵐山史跡の博物館」を訪れますが、国道から博物館に入る道が搦手口(からめてぐち=裏口)です。

結構広い駐車場があるので、車で来ても安心ですね。

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博物館の受付に続100名城のスタンプが設置されており、入館しなくても押印はできますが、入館料は100円(JAF会員証提示で60円)だし、このお城の予備知識も得られるので、ここは見学すべきでしょう。

城主である畠山重忠の人形が急に喋り出すので、ちょっとビックリしますが(^^;)

ちなみに、ウォシュレット付きトイレもあり、飲料の自販機も良心価格です♪

 

博物館に「菅谷館跡 見て歩きガイド」という冊子があり、ここに示されている順路に従って見学すれば見どころを無駄なく網羅できます。

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かいつまんで写真で紹介すると、まずは三ノ郭と西ノ郭の間に架かる復元木橋

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そして、二ノ郭におわす城主の畠山重忠像。

畠山重忠源頼朝に従って鎌倉幕府の成立にも貢献し、源氏三代に仕えた有力御家人でしたが、幕府内の権力争いに巻き込まれ、執権の北条氏の策略によって二俣川・鶴ヶ峰の戦いで没します。

ちなみに、二俣川・鶴ヶ峰古戦場の碑は、横浜の相鉄線鶴ヶ峰駅の近くにあります。

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そして、土塁、空堀ですが、写真ではなかなか伝わり辛い!

キチンと整備されているので、縄張りは見やすいです。

 

畠山重忠という名は知っていたし、古戦場も車で通りかかって気付いていましたが、今回この城を訪れてそれが繋がりました!

そういうのが楽しいんですよね~♪

これを機に、ちょっと畠山重忠を掘り下げてみようと思いました。

 

「館」というのもあって正直少しナメていましたが、思いの外いい城だったのと、地元にも縁(ゆかり)のある人物の城だったのが分かり、かなり楽しい城めぐりでした。

 

 (※)

「山城(やまじろ)は秋に行け!」という城めぐりの鉄則があります。

城めぐりは半ば山登りなことが多いので、暖かい時期はハチや蚊などの虫、クマやイノシシなどの動物、それにマムシなどのヘビに遭遇する可能性があり、冬は雪に閉ざされることもあるので、秋が一番めぐりやすいのです。