城とグルメと鉄道と。

日本全国の城、グルメ、鉄道、それに阪神タイガースネタや横浜F・マリノスネタが絡むかもしれません(^m^)

成田空港駅の秘密③

東成田駅(旧成田空港駅)に入線した電車に乗ると、やがて地上に出ます。

f:id:yokoham1:20170411173241j:plain

目の前に、飛行機が!

そして、あっと言う間に終点・芝山千代田駅に到着。

f:id:yokoham1:20170411173138j:plain

折り返しの切符を買うため改札口へ向かうと、インド人ファミリーと鉄道好きな小学生2人組が並んでいて、駅員と何やらモタモタとしたやり取りをしていました。

芝山鉄道はIC乗車券に対応していないので、京成線からIC乗車券で乗ってくると、どうも精算ができないようです。

f:id:yokoham1:20170411173227j:plain

ボクは東成田駅から切符で入場したので自動改札で出られるんですが、乗車記念証明書と1,000万人突破記念乗車券が欲しくなってしまい(コレクション趣味はないクセに)、その後ろに並びます。

ただ、10分ぐらいで折り返しの電車が出てしまうので、それまでに改札を出て駅前を写真に収めたくて、かなりイライラしながら待ちました。

初めからICカード対応の自動改札機にするなり、精算の機械を導入するなり、なぜしないんでしょうか?

無論、値が張るからなんでしょうが、この辺りにも芝山鉄道の政治性が表れてますね。

 

何とか改札を出ると、こんな顔出しパネルが。

f:id:yokoham1:20170411173148j:plain

日本一短い鉄道なのは知ってましたが、はにわの町だとは(^^;)

f:id:yokoham1:20170411173202j:plain

駅舎はものすごく立派です!

f:id:yokoham1:20170411173157j:plain

残念ながら、延伸の可能性は皆無です…。

成田空港建設に対する地元への慰撫策の産物であって、現実的には開通(2002年)の10年ぐらい前には既に無用の長物になっていました。

こういうことを言うのもなんですが、ものすごくタイヘンな思いをして、ものすごく無駄なものを造ってしまった。

1日の平均利用者数は1,500人ぐらいとなっていますが、ほぼ朝夕の空港関係者。

今すぐ無くなっても、困る人がほぼいない路線です。

 

さて、折り返しの電車に乗って、再び東成田駅へ。

f:id:yokoham1:20170411173246j:plain

ちなみに、「相互乗り入れ」は車両を持っている会社が線路を持っている会社に相応の代金を支払っているワケですが、通常は上手く相殺されるようにしています。

オリジナル車両を持たない芝山鉄道はどうしているのか?

答えは、京成からリースされた車両を自社車両として京成や都営浅草線内を走らせ、自社線内はほとんど京成の車両を走らせています。

なので、京成線内、都営浅草線内で赤と黄緑の帯の芝山鉄道の車両を見かけたら、相当ラッキーです!

 

f:id:yokoham1:20170411173118j:plain

東成田駅の改札には、こんな通路があります。

たまたま誰か歩いて来ましたが、通常はなかなか人は通りません。

空港第2ビルまでは500mと書いてあります。

何かを避けるように、道は下り坂になっています。

f:id:yokoham1:20170411173359j:plain

残り400m表示の先は、カーブが。

f:id:yokoham1:20170411173410j:plain

300m表示のはるか先は、登り勾配になっている様子。

f:id:yokoham1:20170411173417j:plain

あと200m!

f:id:yokoham1:20170411173512j:plain

100mを切って、ようやく登りだったんですね(^^;)

f:id:yokoham1:20170411173507j:plain

大昔のポスターがそのままになっていますが、なんか怖い…。

f:id:yokoham1:20170525015104j:plain

空港第2ビルに到着。

ここまで、誰にも会いませんでした。

東成田駅からは500mなので徒歩7、8分。

裏ワザとして使えるのかな?!

 

f:id:yokoham1:20170411173515j:plain

青春18きっぷだったので、ここから成田空港まで行って、折り返しのエアポート成田に乗車。

f:id:yokoham1:20170411173521j:plain

道中長いので、グリーン車でビールを飲みながら♪

 

成田空港と鉄道の歴史を踏み締めながら、横浜への帰途に就きました。